薄桜鬼 真改 風華伝

【感想】薄桜鬼 真改 風華伝 伊庭篇

薄桜鬼風華伝 伊庭八郎篇の感想について

この記事は、Nintendo Switchのソフト「薄桜鬼 真改 風華伝」の攻略対象キャラクターである「伊庭 八郎」の攻略ルートをプレイした感想をまとめたものです。趣味趣向が含まれます。なお、ネタバレにご注意ください。

薄桜鬼の伊庭八郎は、ピンチに現れ助けてくれる心優しくできる男。史実でもヒーロー的活躍をしていたらしい伊庭はこの作品でもヒーローのように立ち回ります。
真面目で忠義に厚い彼だからこそ幕末がよく映える。そんな伊庭の物語の感想です。

風ノ章 伊庭篇のまとめ

風ノ章は、わけあって京の街に父親を探しに江戸からやってきた男装の主人公、雪村千鶴が新選組の秘匿とされる「なにか」に関わってしまうことで騒乱に巻き込まれていく物語。

いつ殺されてもおかしくないような屯所での軟禁生活から始まったこの物語は、新選組にとって大きな事件である池田屋事件や禁門の変~鳥羽伏見の戦いまでが描かれる。新選組の境遇とおなじく目まぐるしく変わる千鶴の立場。隊士のみんなと過ごすうちに千鶴は新選組に気持ちを移していきます。

新選組にとって歓迎される存在ではない千鶴にとって数少ない協力的な人物となる伊庭。仄暗い毎日の中、彼のような善意に触れて千鶴の心も軽くなり前向きに取り組めるようになるのでした。

出会い

伊庭と千鶴の出会いは、千鶴が新選組の屯所に滞在する事になってから5ヶ月後のある日。父親である綱道を探すために久々に外に出ることを許された千鶴は同行していた土方にトラブルがあって茶屋での聞き込みを言い渡されます🕵️

聞き込みをしていると良からぬことをする輩と遭遇し、居ても立ってもいられなかった千鶴が口を挟もうとするのをいきなり現れて助けてくれるというTHEヒーロー🦸!という出会いとなりました。

伊庭と千鶴の関係性

千鶴が伊庭と出会うのは前項で語った茶屋での出来事ですが、どうやら伊庭の方はすでに千鶴を知っていたようで、本編初登場時にはすでに彼女への思いやりや配慮を感じることができます。その紳士的な立ち振舞いは実にスマート👍
新選組での扱いが基本的に雑な千鶴に対する態度としては一線を画する関係性となります。

旧友としての伊庭

新選組でいつもの雑務をこなす千鶴のもとに伊庭が訪ねてきます。伊庭と新選組の面々は彼らが江戸にいた頃からの顔なじみで、その態度から伊庭にとっての彼らが特別な存在であることを物語っていました✨️伊庭は過去の新選組に限らず千鶴や網道についても知っていて、伊庭にとっては思い入れのある人々です👀

育ちが良いのにそれを鼻にかけないからか、新選組連中からの人当たりが良い伊庭。土方は口でどうこう言っていても伊庭の事を信頼しているようで、屯所の出入りもまさかの顔パス宣言。隊士達にとっても彼が歓迎されている事がわかります👏

護る者

千鶴と伊庭は本編よりも前に出会っており、伊庭にとっての千鶴は思い入れのある人物の一人です。千鶴にとっての伊庭は、常に困っている時にあらわれて助けてくれるナイト💂‍♂️のような存在であり、それは今も昔も変わらず当然の事のようです⚔️

伊庭がなぜ千鶴に対してそのように接してくれるのか、それは彼にとっても千鶴にとっても大切な出来事が影響していたのでした✨️

華ノ章 伊庭篇のまとめ

華ノ章の伊庭八郎篇は、新選組における戊辰戦争の期間が描かれる。王政復古の大号令以降、立場を失いつつある幕府軍。新選組も同様に新政府軍に侵攻されどんどんと後退を余儀なくされます。

戦いの最前線にいる新選組を憂いながらも伊庭は伊庭なりの助力をします。それは千鶴のためでもあり、彼のためでもありました。千鶴は優しくしてくれる伊庭を不思議に思いながら、彼がなぜそこまでするのかをだんだんと理解していきます。

異変

常に柔和で優しい伊庭は江戸に戻ってから以前の態度とは別の反応をみせるようになります❓❓❓様子のおかしい伊庭を心配する千鶴。彼は情勢不安からくる精神的負担だと言いますが、理由はそれだけではないようで、彼の中に大きな葛藤が生まれていたのでした😫

役目

現在の新選組の立場と、伊庭の身分である旗本では幕府に対する接し方が異なります。剣⚔️と盾🛡️のような役割の違いが伊庭にとってはもどかしい日々となります。
何かしたいのに何かをするのが許されない。そんな伊庭を千鶴が鼓舞します🥁

醜き感情

ここ最近様子のおかしい伊庭。その理由がはっきりした時、伊庭は自分自身が千鶴を傷つけてしまわないかを何よりも恐れていました🥺
伊庭にとって千鶴が大切なように、千鶴にとっても伊庭は大切ということがよくわかり、お互いを思うからこそ譲れないものが出てきます😣

信頼と覚悟

伊庭と千鶴の立場はよく似ています。新選組に憧れる新選組では無い者たち。だからこそ、彼らには彼らの戦いがありました。憧れから出る信頼。お互いを想うから出るその絆は誠そのものでした🌸

ぐっと来たシーン

物語をコンプリートしたプレイヤーの感想です。考察や偏った意見等がありますが、一人の人間の意見として広い目で読んでいただけたら嬉しいです。

少女漫画のような男

基本的に薄桜鬼は血なまぐさいんだけど、伊庭の登場シーンはなんかフローラルの香りとかしそうなくらい爽やかな印象あるんですよ🌹
本編は伊庭の過去がわからない状態からのスタートなので彼がなぜ千鶴に対して優しいのかが謎という推移をするのがミステリアスで最高です💪

何が良いってよくわからないのに優しい上に良くわからないけど死ぬほどカッコいい言い回しで衝突回避をするっていうね!!

こちとら終始よくわかんないけどときめいたもんね。事情よくわかんないんだけどね。なんか花とか背負ってそうな登場なんだよね。カッコいいんだよね🌷

いやこれ一旦は黙って、惚れるよね🤦‍♀️

表現がド直球

薄桜鬼だとおざなりになりがちなしっかりとした愛情表現する数少ないキャラクターでもある伊庭ルート。でもこれ薄桜鬼なんで🌸 愛情を隠さない男もそれはそれで怖いものがあります🙈

割と序盤から飛ばしがちな男でもあるんだけど「あ、それ言っちゃうんだ!?」っていうセリフも多々あって糖度高めなのが伊庭の魅力✨️でも相手に合わせてくれるんだよね~。突っ走ることもなく。 そのもどかしい感じがもう、助かるぅ!

相手を大事にしているからこそ、相手を尊重するのも伊庭の良いところ✨️

武士の姿

劇中、伊庭が負傷するシーンがあるのですが、ネタバレになるので詳細は伏せて説明するとここのセリフに生きている限りは戦える的なニュアンスの発言があってとても心に残っています😖

辛い場所なんだけど、彼にとっての戦いに対する想いがどんなものなのかの価値観が表現に詰まっているというか、彼の人間性がよく表現されているというか・・・🤦‍♀️

この独白が伊庭を表現していると思ってる👏👏👏

秘められたクソデカ感情

詳しくは語りませんが、拗らせすぎてる伊庭を言葉でぶん殴る某キャラクターが好きです。伊庭の項目で語るなって話ですが笑 やはり攻略対象が感情を拗らせてどうにもならない時は周囲の人間がサポートをするという王道‼️‼️  だからサブキャラとメインキャラの絡みって大好き!

拗れるのも良いよねぇ・・・(感嘆)

まとめ

というわけで、伊庭八郎ルートの感想でした。伊庭のストーリーは追加のオリジナルキャラクターとしてかなり凝っていて、そこまで本編と離れずしっかりと鬼側のストーリー👹 にもフォーカスしてくれるので楽しめましたね💪 武田もかなりいい味出してたし好きです全体的に!!ありがとうスタッフの皆様!ってなりました!最高✨️

 

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